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荘直温伝 忘却の町高梁と松山庄家の九百年

3,300円

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《彼ら「町の名士たち」は、金や権力を自分のために使うただの「金持ち」や「権力者」ではなく、自腹を切ってでも町に繁栄をもたらそうとする人々、すなわち地方自治の担い手を自認していました》(──第三章「村長・町長の時代」より) 大正期に高梁町長を勤め、伯備線誘致に尽力した名町長・荘直温(しょう・なおはる)の評伝。 明治維新と近代資本主義の激動に直面した町を支えた直温ら「地方自治の担い手」たちは、なぜそこまで町のために尽くすことができたのか。 そして今、彼らの事跡はなぜ忘れ去られてしまったのか。 荘直温という「個人の歩み」、庄(荘)一族という「人々の足跡」を縦軸に、源平合戦の時代から現代まで、放送大学教授(東京大学名誉教授)の社会経済学者が、徹底した現地踏査と史料精査を経て書き上げた備中900年の歴史。 ■著者:松原 隆一郎 (著) 荘 芳枝 (著) ■仕様:A5判,並製本 ■ページ数:369ページ ■ISBN:978-4-86069-612-2 C0021 ■初版年月:2020年4月

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